試験条件
被防食材:1.機械加工した鋼材SS400(素地) 2.鋼製のアンカーボルト(素地)
防食材:ジンクハット(陽極亜鉛合金)
試験場所:準工業地帯(屋外暴露)
暴露期間:3年
試験結果
※画像をクリックすると拡大します。
評価
試験後の左の無防食の鋼材とアンカーボルトは全面が激しく腐食している一方ジンクハットで覆った素地のアンカーボルトは3年間の暴露期間であるにもかかわらず亜鉛の犠牲防食作用により腐食は見られず初期の状態を維持している。
さらにナット、ボルト、ワッシャの嵌め合い箇所に起こりやすい鉄錆びに対しても犠牲防食作用、インヒビター効果によって極軽微な鉄錆びが観察される程度で良好な防食状態に抑制されている。